2025年2月4日~9日 佐賀県立九州陶磁文化館で有田焼・深川製磁130年記念展

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長崎県波佐見町で波佐見焼を製造している窯元「重山陶器」です。波佐見焼や陶器の情報を発信しています。食器の販売も行っているので、ぜひ見ていってください。

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佐賀県有田町の老舗窯元深川製磁の創業130年を記念した展覧会「百年工房に生きる技展」が、2025年2月4日から9日まで佐賀県立九州陶磁文化館で開催されます。明治27年(1894年)に創業した深川製磁は、有田焼の窯元として130年にわたり国内外に美術陶磁器を送り出してきました。本展では、その歩みと技術の粋を振り返り、明治から現代に至る深川製磁の作品約300点が一堂に会します。

深川製磁について

深川製磁は1894年(明治27年)に創業し、明治期には国内のみならず海外の博覧会でも高い評価を受けた有田焼の窯元です。創業者・深川忠次は自社の磁器を世界に紹介すべく努力し、その成果もあって深川製磁の作品はパリ万博をはじめ海外で数々の賞賛を得ました。以来130年間、深川製磁は一貫生産による品質管理と独自の意匠で国内外にファンを持つブランドへと成長しています。

現在の深川製磁が特筆すべきは、「百年工房」に息づく伝統技術を守り続けている点です。【粘土の調合・成形から素焼き、本焼き、上絵付けに至るまで工房内で完結する生産体制】は、有田焼の中でも特に卓越した職人集団によって支えられてきました。このような体制により、製品ごとに職人の細やかな技と統一された美意識が反映されています。

今回の記念展開催は、長年にわたり培われた深川製磁の「技」と「美感」を改めて社会に示し、後世に伝えていく絶好の機会です。地元佐賀県にとっても、自らの地に根付く伝統産業の足跡と成果を誇りとして発信する場となります。来館者は歴史的資料から現代作品までを通じて、有田焼ひいては日本の陶磁器産業の発展の一端を総合的に学べるでしょう。130年の歩みを振り返りつつ未来への展望を感じさせる本展は、伝統工芸の価値と継承の大切さを再認識させてくれる意義深い催しと言えます。

会期令和7年2月4日(火)~2月9日(日) 9時~17時
会場九州陶磁文化館 第5展示室
主催深川製磁株式会社
10,000円〜
送料無料